インターネットでソフトをダウンロードして利用している方も多いと思いますが、ダウンロードした一部のソフトがウィルスに感染していたというニュースです。
ソフト作成者が故意に侵入させたということではなく、「TROJ_INDUC.AA」というウィルスに汚染されていたプログラム開発環境「Delphi(デルファイ)」を知らずに利用して作成された一部のソフトがインターネットのダウンロードサイトで配信されたということのようです。
現在判明している該当ソフト は以下のようなものです。
「Glary Utilities」のバージョン2.15.0.728
「Glary Undelete」のバージョン1.4.0.211
「BellTheCat 3.60/3.61/3.62」
「BOB 3.22」
「Clips 8.61」
「HiG(BeS Tools)4.00」
「kOSU 1.41/1.42」
そのほかにも、感染の疑いをもたれているソフトは以下のソフトです。
「PickBack」
「PickBack2」
「Wise Disk Cleaner 4 Free4」
「WiseRegistryCleanerFree」
被害を拡大させないためにも該当するソフトがあればセキュリティソフトなどで感染チェックを実施しましょう。
今後、ソフトのダウンロード、USBメモリ、CD-R等の各種メディアからのソフトコピー、配布利用等についても注意が必要です。
ソフト開発環境プログラムに仕込むなど、ウィルス感染を目的にますます巧妙で悪質な手口で襲ってくるウィルス被害を防ぐためにも、日ごろの対策が必要です。
100%安全とはいえませんが、ウィルス対策ソフトは必須です。定期的なプログラムの更新、ウィルス感染チェック等を行いましょう。
ニュース内容 ===============
セキュリティ企業のトレンドマイクロは2009年8月21日、プログラム開発ツール「Delphi(デルファイ)」のユーザーを狙うウイルス(悪質 なプログラム)の感染事例が相次いでいるとして注意を呼びかけた。国内のダウンロードサイトなどで紹介されているオンラインソフトの一部にも感染していた という。
セキュリティ企業各社は2009年8月18日以降、Delphiがインストールされているパソコンに感染するウイルス「Induc(インダク)」 について注意を呼びかけている。Inducは、Delphiのライブラリーを改ざんして自分自身を埋め込み、以降、そのDelphiで作成されるプログラ ムすべてに感染する。なお、Delphi経由で感染を広げること以外は悪質な挙動をしないとされている。
トレンドマイクロでは、同ウイルスに感染したDelphiで作成したと思われる「Induc感染プログラム」の報告を多数受けており、その一部はオンラインソフトとして正規に配布されているという。
例えば、国内のオンラインソフト紹介サイト「窓の杜」などで配布されていたユーティリティソフト「Glary Utilities」と「Glary Undelete」の旧バージョンには、Inducが感染していた。窓の杜によれば、同サイトで2009年8月6日から8月19日まで配布していた 「Glary Utilities」v2.15.0.728、同7月22日から8月19日まで配布していた「Glary Undelete」v1.4.0.211に、同ウイルスが感染していることが8月21日に明らかになったという。
このため窓の杜では、同サイトや開発元であるGlarysoftのサイトから同ソフトを入手したユーザーに対して、セキュリティ対策ソフトでパソ コン全体をスキャンし、ウイルスが発見された場合には駆除するよう勧めている。なお、現在配布しているGlary UtilitiesとGlary Undeleteはいずれも最新版であり、ウイルスには感染していないという。
トレンドマイクロでは、セキュリティ対策ソフトが今回のウイルス「Induc」を検出した場合には、ウイルスが検出されたプログラムの作者に確認 するよう呼びかけている。具体的には、自分が作ったプログラムでウイルスが検出された場合には、自分の開発環境(Delphi)が“汚染”されていないか どうか調べる。第三者が作成したプログラムの場合には、そのプログラムの利用を中止し、作者に報告するよう勧めている。
ニュース内容ここまで(日経パソコン)[2009/08/24]より ==========